札幌市豊平区で唯一の「慢性腰痛」専門 整体院 栄花 -EHANA-

北海道教育大学岩見沢校体育館にて、

 

9/3から、北海道大学バスケットボール連盟、秋季リーグ戦が始まりました。

この大会は、上位２チームがインカレへの切符を手に入れられる大事な大会です。

大会一日目が終了し、上位チームが順当に勝利を納めています。

ここから約２ヶ月間。

熱い戦いが繰り広げられます。

 

今年の注目は、“男子、上位争い”。

主力の多くが抜けた昨年のチャンピオンチーム（僕が帯同するチーム）と、昨年の主力がほとんど残っている３チームとの熾烈な上位争いに目が離せません！

 

みなさん、ぜひ会場に足を運んで、学生アスリートのハツラツとしたプレーを応援してみませんか。

 

結果、会場詳細はこちらから↓↓

http://www.hcbf.info/

この大会に先立って、前日の9/2に講演会がありました。

内容は、

1.選抜大会2017での栄養サポート報告

2.選抜大会2017のキャンプ・大会報告

3.トレーニング指導報告

です。

 

僕も話をさせてもらいましたので、その内容をシェアさせていただきます。

 

以前にどのような取り組みをしたのかは↓↓を参考にしてください。

『トレーニングキャンプ、新しい試み』

新しい取り組みをたくさん行いました。

 

今回の講演では、男女へのウエイトトレーニングの介入に関して話をしました。

 

北海道女子チームの課題

 

例年に比べて基礎的な脚力が不足していることが明らかになりました。

数値詳細はこちらをご参照ください

強化テーマとしては、

①基礎的な身体筋力強化

②基本動作の強化

をあげました。

 

クリアするために、「スクワット」のフォーム指導を実施しました。

 

北海道の女子選手のスクワット姿勢で典型的なものが、深屈曲での

“骨盤前傾不足”

です。

 

これにより重心を低い位置にした時に力強いプレーができずに、パフォーマンスが低いのだと考えます。

 

強化アプローチとして、

a)軽負荷でフォームを固める

b)やや重い負荷で回数を実施

を考えました。

a)については、自重にて座位での前方リーチ動作や軽負荷のルーマニアンデッドリフトなど脊柱を進展させながら骨盤前傾を促すようなメニューを取り入れました。

b)については、月に一回の練習会にて必ずウエイトメニューを組んでもらい、max数値の80％程度で10レップを実施しました。

女子に関しては、日程の都合上max測定の実施が出来ませんでした。効果判定ができなかったのが残念でした。

しかし、８年ぶりに6位となり結果を残しました。

 

北海道男子チームの課題

 

例年同様、基礎的な筋肉量と脚力が不足していました。

数値詳細はこちらをご参照ください

強化テーマとしては、

①筋肉量（特に下肢）向上

②爆発的脚力向上

をあげました。

 

クリアするために、「ハイクリーン」のフォーム指導を実施しました。

 

爆発的なパワー発揮を向上させるために有効なトレーニングとされる

“ハイクリーン”。

一方で、フォーム習得が難しいことも挙げられます。

現段階での北海道選手にはあまり浸透していない種目でした。

そこで、クリーンの導入とフォーム指導に挑戦しました。

クリーンとはこのような動きです↓↓

初めての練習会で直接フォーム指導を行い、あとは練習会毎にチェック、そして普段は動画を撮ってもらい添削するという形をとりました。

 

男子選手に多いパターンを示します

パターン1；股関節が伸び切らない

パターン2；体がのけぞる

パターン3；バーが遠回りする

いずれもハイプル局面での不良フォームが目立ちました。

それぞれに、

1.股関節伸展を意識させる

2.真上にジャンプするように意識させる

3.バーが体スレスレを通るように意識させる

というアドバイスをすることによって、多少なりともフォームに変化が見られました。

また、結構多かったのが、最初のデッドリフト局面をしっかり作れない状態でした。こちらは指導する際に、肩甲骨を内転させること、骨盤を前傾させることを伝えると改善が見られました。

 

フォーム指導によって改善が見られた選手を載せます。

バーが体の近くを通り、股関節が伸展しているのがわかると思います。

   

 

男子チームは、大会中の結果は出なかったのとクリーンの最大挙上重量は未測定でしたが、全体的に体重とスクワット最大挙上重量が向上していました。

 

彼女達、彼らはそれぞれ別のチームでインカレを目指して熱い戦いを繰り広げようとしています。

それぞれがチームの中心となって活躍してくれるでしょう。

今回のトレーニングキャンプと選抜大会を経て、成長した彼らの姿を見られるのはこの上ない楽しみです。

 

皆さんも会場に是非足を運んで、一緒に応援しましょう！

 

ゴー！北海道‼︎