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2016/12/26(月)

腰痛・肩こりを含めた身体の不調に関わる膝の秘密

カテゴリー:整体ブログ :11年間の臨床経験から得られた慢性腰痛への答え

 

唯一のお城、2畳の書斎より、

 

本日は腰痛・肩こりと膝痛の関係について。

これも先日の運動教室、※「2アップ2ダウンセミナー」でのエクササイズの中の一つです。※当セミナーの詳細はこちら

具体的な方法は↓です。

上記のセミナーでもそうですが、膝を完全に伸ばしきることの重要性を強調しています。重度の関節拘縮ではない限り、膝の裏の組織(ハムストリングス腱、下腿三頭筋腱、膝窩筋、関節包など)を伸長することで完全な膝伸展位は可能です。

注;左側の腓腹筋は非表示

 

なぜ完全伸展位が必要なのか?

 

まず、膝関節は構造上、膝がわずかに曲がった状態が一番緩んだ状態なのです(opened packed position;膝周囲の筋、腱、靭帯関節包の緊張が一定の状態。膝屈曲約20°)。

従って、この角度では膝がグラグラしやすくなります。この不安定性を解消するために、大腿四頭筋が重要になってきます。

また、膝が伸び切らないと大腿四頭筋の筋出力が落ちてしまいます(この因果関係は、断定できない。可動域が落ちるから筋力が落ちるのか、筋力がないことによる身体重心制御の反応なのかは症例による。)。

このような状態が定常化すると関節内にストレスが加わり、水がたまったり、関節内組織が傷んでしまったりします。

 

上記のような状態を避けるため、もしくは軽度の症状を緩和するために、膝関節の完全伸展獲得と最終伸展領域での大腿四頭筋(特に内側広筋)の機能向上が重要になってきます。

 

そして、膝が少しだけ曲がった状態は身体全体にその影響が波及し得ます。

この時、膝が曲がっていることで、骨盤は後傾、脊柱は後弯というアライメント(骨、関節の配列)になります。骨盤は後傾位では不安定になり、脊柱も後弯により不安定かつ剪断力が働きます。膝周りの筋肉では、膝の伸展モーメント(大腿四頭筋の頑張り)が増して、筋肉の短縮が生じやすくなります。

脊柱が後弯すると、肩甲骨は外転位になり、肩甲帯周囲の筋は常に伸長された状態になります。時には肩こり様の症状があるかもしれません。

 

以上から、膝が伸びきらないことによる弊害は、膝のみでなく、全身に影響を与えうるのです。

 

みなさん、意識して膝を伸ばせるようにしておきましょう。

 

 

 

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