2018/07/15(日)
いとも簡単にモチベーションを上げるには⁈
カテゴリー:スポーツブログ:プロから育成まで、身体運動を科学する
白石区民センターより、
だいぶ前の話になります。
私の尊敬するメンタルトレーナーの一人がご講演されました。
そのメンタルトレーニングの講演がとても素晴らしかったので、得た知識をアウトプットしたくなりました。
“自己決定”しました。
しかも今なら“できそう”な気がしてます。
メンタルトレーニングとは?
そもそもメンタルトレーニングとは、
心を鍛える事(=心理的スキル)によって、考え方を変えるトレーニング
です。
その目的は、
①(どんな時でも)実力発揮→
総合力では劣るチームにも、
そのチームが実力を出せずに、
こちらが持っている実力通りの力を発揮できれば勝つチャンスが増える
②上達を促進→
モチベーションが高く持てたり、
上手にイメージできるようになるので練習の効率が上がる
③人間的成長→
心を鍛える(考え方を変える)ことで、
自立し自律することが可能。
すなわち、
自ら進んで意識したり進化・グレードアップできるようになる。
などです。
選手の“やる気”って?
好きな名言を教えてもらいました。
「自分の“やる気”をつくれるのは自分だけ(指導者はきっかけを与えるにすぎない)」
目的を果たすためには、選手自らのやる気(=動機づけ)が必須です。
“やる気”は、“動機付け”とも言えます。
動機付けには、“内発的動機付け”と“外発的動機付け”があります。
内発的動機付け;自ら進んでやろうとするやる気
外発的動機付け;誰かにやらされるやる気
最近のトピックス、自己決定理論とは?
以前まで、これらは別物で、最初から最後まで内発的動機付けになることが望ましいとされていました。
しかし、最近の研究では、
はじめは外発的動機付けでもいいから、徐々に内発的動機付けが定着していく(内在化)ようなコーチングが求められています。
このプロセスで大事なことは、ミスから次への取り組みや上手くいったことを振り返りさらに洗練することです。
そして、キモはそれを“自ら”決定していくことです。
めんどくさいと思っても、普段から繰り返し自己決定していくことで、内発的動機付けの内在化が進んでいきます。
これを“自己決定理論”といいます。
これがメントレの究極⁈
メンタルトレーニングは、心理的スキルを使って強いメンテリティを作り上げていきます。
メンタルトレーニングにおいて、やる気・モチベーションを高める最も根幹をなす心理的スキルは
「目標設定」
です。
良い考え方に変わるためのメンタルトレーニング。
多くの場合、自分自身がイメージする姿と現実の姿にはギャップがあります。
このギャップに絶望や劣等感、挫折を感じることが多いのです。
しかし、このギャップは埋めることが出来ます。
そのギャップを埋めることの第一歩が「目標設定」なのです。
言い換えると、イメージと現実とのギャップに“気づく”のを促すのがメンタルトレーニングであり、強いメンタリティの第一歩なのです。
夢の実現のためには?
ここで“夢”について触れておきます。
夢(目標)は(現実的な範囲で)大きい程いいです。
しかし、その夢があるだけではダメ。
では、その夢(目標)を達成するためには何をすればいいか?
その夢から逆算したプロセス目標が必要なのです。
プロセス目標を立てることによって、
「いけそうだ!」 「やれそうだ!」
という自己効力感が生まれます。
これが、やる気(動機付け)=モチベーションの源となります。
しかも、一流選手には、“自ら進んで”試行錯誤しながらこのプロセス目標を立てることが必要なようです。
与えられるだけでは、そのプロセス目標が失敗した時に手詰まりになってしまいます。
それを決起に、不安→イライラ→ストレス→パフォーマンス低下となってしまいます。
ところが、“自ら進んで”プロセス目標を設定できると、ミスが生じても次の工夫が生まれ、結果自らの成長につながるのです。
工夫→やり直し→成功→自信→成長・進化→パフォーマンス上昇となる。
因みに、夢を大きく持てる選手は、そうでない選手に比べて伸びるようです。
皆さんは、せっかく立てた目標も途中でやめてしまったり、面倒くさくなったりしたことはないでしょうか?
・三日坊主→目標が簡単すぎてつまらなくなってしまった
・不安になってやめてしまう→目標が今の自分にとって困難ずぎた
などが考えられます。
最適なプロセス目標とは?
では、どのようなプロセス目標を立てれば良いのか?
どの程度の目標設定が能力を最大限引き出すか?
現時点での研究によれば、
『最適な目標水準は「110%」』
とされています。
上記のような、自分自らの成長・進化のための内発的動機付けと自己決定、メンタルトレーニングの根幹をなす目標設定を良いものにするために練習日誌は有効とされています。
日誌では、
①自分の目標(長期)とそのプロセス目標(中期)
②日々の練習でうまくいった事・うまくいかなかった事
③それがなぜそうなったのか、どうやったらうまくいくのか、という復習事項
④次回の練習で自分の目標達成のためのプロセス目標を決める予習事項
など
これらを、はじめは外発的でもいいので継続し、次第に内発的になるようにコーチングする努力。
これがメンタルトレーナーに必要な要素なのです。
以上が
メンタルトレーニングにおける
“自己決定理論(の触り)”と“目標設定(の必要性)”
でした。
みなさんの参考になることを願っています。
—平野 充
慢性腰痛専門、整体院「栄花」-EHANA-
栄花公式ブログ
http://seitaiin-ehana.com/blog/
発行責任者;平野 充
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