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2018/04/09(月)

バスケットボール選手へのパーソナルトレーニング;札幌市、理学療法士、トレーナー

カテゴリー:スポーツブログ:プロから育成まで、身体運動を科学する

 

広背筋のストレッチ方法を元理学療法士である、整体院栄花院長が正しく伝えます  めえ〜ず運動教室での一コマ。たくさんの方が来られました。

唯一のお城、二畳の書斎より、

 

新年度に入り(平成30年、4月現在)、めえ〜ず運動教室も約1年半になります。

ずーっとこの講座に通ってくれている方もいます。

私の健康に対する熱意が少しでも多くの人に伝わることを願っています。

 

この日も、新しい受講者を含め、たくさんの方に来ていただきました。

微力ですが、運動と身体のスペシャリストとして、これからも身長“2アップ”ウエスト“2ダウン”教室をより良いものにしていけるよう努力してまいります。

今後もよろしくお願い致します。

めえ〜ず運動教室について、詳細はこちらです。

↓↓

めえ〜ず、講座講師のお知らせ

 

 

さて、対多数運動教室の一方、パーソナルトレーニングもお受けしております。

先日、短期間のクライアントさんのアプローチを終了しました。

その事例報告です。

 

クライアント;ジュニア世代のバスケットボール選手

ニーズ;膝痛、腰痛の緩和

デマンド;傷害部位の症状改善、身体の基礎的な機能向上

 

初期アセスメント(2/21)

疼痛;両膝脛骨粗面(オスグッドで痛くなる部位)の圧痛と踏み込み時痛、体幹伸展時痛(反った時に痛み)

タイトネス(筋肉の硬さ);右大腿四頭筋HDD5cm、腸腰筋トーマス(+)、足首しゃがみこみ不可

筋力;右大臀筋、右中臀筋MMT4レベル

動作;スクワット時膝優位のスクワット、股関節屈曲と骨盤前傾不十分

機能評価;オーバーヘッドスクワットで不良姿勢、腹横筋コントロール不良

 

最終アセスメント(3/27)

疼痛;脛骨粗面軽度圧痛のみ、腰痛と踏み込み時の痛み(-)

タイトネス;大腿四頭筋HHD0cm、腸腰筋トーマス(-)、しゃがみこみ可

筋力;大臀筋、中臀筋ほぼ左右差なし

動作;任意のスクワット動作において、良好な股関節屈曲と骨盤前傾、しかし素早い動作特に切り返しなどでは良好なスクワット姿勢(パワーポジション)とは言えない

機能評価;オーバーヘッドスクワットにて、未だ完全とは言えないが、胸郭の柔軟性と上腕の角度は改善傾向

2/21時点。胸郭の可動性が不十分。背中の筋力も弱い。

スクワットがやや浅井が、腕の上がりが良くなってるのがわかる

アプローチ

2ヶ月間、合計4回、一回約1時間のトレーニング。

主なメニューは、

  1. 胸郭〜肩甲帯の柔軟性
  2. 股関節、足首の柔軟性
  3. 体幹コアマッスルのコントロール
  4. 胸郭伸展と上腕骨屈曲(僧帽筋下部線維)
  5. ヒップヒンジ(腸腰筋、大臀筋)
  6. スクワットエクササイズ
  7. バスケット動作エクササイズ(ジャンプストップ、スライド、ターンなど)

etc.

 

考察

疼痛に関しては、柔軟性低下と不良姿勢のため、局部にストレスがかかっていた可能性が高い。

柔軟性と動作の改善が見られたことにより、痛みが減少したと考える。

また、週一回程度の運動に活動量をコントロールできたことも疼痛軽減の要因だろう。

 

動作が改善した理由として、初期アセスメントではスクワット時に股関節以外に脊柱にも屈曲が見られた。

そのため、股関節優位の屈曲動作が見られなかった。

エクササイズ中に股関節屈曲と骨盤前傾を意識させたこと、屈曲フェーズ中でのヒップヒンジを強調したことで動作の改善がスムーズになされたと考える。

 

今後の課題は、素早い動作の中で良好なストップ動作を身につけることである。

クライアントの介入前の動作姿勢と今までのキャリアから、今回のような動作指導はあまりなされていない可能性が高い。

動作が身につく神経連携に3〜4ヶ月ほどかかると思われる。

外側からのフィードバックはもちろん、自分自身でも不良姿勢と良好姿勢の違いを理解、自分自身でフィードバックできるスキルが必要と考えられる。

 

 

今回のパーソナルトレーニングにより、スポーツ選手の慢性的なスポーツ傷害に対する可能性を見いだすことができました。

 

また、2ヶ月という短期間でも適切なアプローチによって動作の改善が見込めることがわかりました。

 

今後はこのような事例を増やす中で、パフォーマンスの向上と傷害予防に対する選手個人の意識レベルを上げていくことが課題です。

 

パフォーマンス向上は選手にとって目指しやすい目標です。

ですが、傷害予防に関しても、プレー期間を延ばすことで結果的にパフォーマンス向上に役立ちます。

加えて、高いパフォーマンスとケガをしづらい動作というのは往々にして一致するものです。

特にジュニア世代のスポーツ選手は、どんな動きにも対応できる正しい身体の使い方を覚える必要があります。

 

今後、正しい身体づくり・動きづくりによって、ジュニア選手たちの未来への可能性をより大きな物にするお手伝いができれば と切に願います。

 

 

—平野 充

 

慢性腰痛専門、整体院「栄花」-EHANA-

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発行責任者;平野 充

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〒062-0034 北海道札幌市豊平区西岡4条13丁目9-12

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