2018/02/08(木)
膝が痛い人は間違いなくここをチェックしてください
カテゴリー:整体ブログ :11年間の臨床経験から得られた慢性腰痛への答え
千歳の第二施術ルーム(仮)より、
みなさん、こんにちは。
整体院 栄花の平野です。
先日、腰痛持ちのとあるクライアントさんがいらっしゃいました。
よくよく話を聞くと膝の痛みもあるようでした。
こんなところを操作すると痛みが和らぎました。
↓↓
我々治療家(私は元理学療法士)は膝に痛みがある場合、必ず足元、股関節、背骨の全体像からの重心位置をみます。
膝関節は隣接関節の影響を受けやすい関節だからです。
今回のケースでも膝に痛みがあったので足元を見ました。
ましてや姿勢の崩れによる腰痛があったので、足部はなおさら重要です。
当然のごとくチェックすると、膝の痛みが出ている方に扁平足と軽度の外反母趾が見られました。
これはよくあるパターンです。
そして土踏まずを軽く持ち上げると膝の痛みが減少または消失するケースが多々あります。
私としては当然のことを伝えたのですが、クライアントさんはとても驚いていました。
今後、このクライアントさんは、その他の評価でひっかかった部位とともにこの足部の調整をしていく予定です。
今回の事例を解説していきます。
まず最初に知っておくべき知識は、膝関節についてです。
膝といえば曲げ伸ばしのイメージが先行しますが、実は構造上非常に不安定な関節なのです。
ご覧のように、骨だけでは曲げ伸ばし以外に捻れ(回旋)や開閉(外反・内反)も生じます。
このように不安定な構造なので、大きくて強い前十字靭帯と後十字靭帯、そして内外側の側副靱帯で補強されています。
さらに大腿四頭筋とハムストリングスにより前後からしっかり支えられています。
しかし、このような構造をしていても回旋や内外反には弱いのです。
次に、膝以外の関節との関わりについてです。
人の体は、各関節が相互に関連しあってスムーズな動きを可能にしています。
これを“運動連鎖”と言います。
人が様々な動きに対応できるのは、この運動連鎖のおかげなのです。
しかし時には、この運動連鎖が体の不調の原因となる場合もあります。
それが今回のケースです。
下記の図をご覧ください。
扁平足は土踏まずが落ち込んで足全体が潰れたようになります。
その時、下腿の骨はそのままでは内側に倒れてしまうので、内側に捻って(脛骨内旋)それを防ぎます。
その影響が膝に伝わります。
脛骨が内旋すると膝も内側に引っ張られます。
するとバランスを崩してしまい、危険なので膝はまっすぐ前を向きます。
この時、太ももの骨(大腿骨)とスネの骨(脛骨)の間では捻れが生じるのです。
先にも述べたように、膝関節は回旋に対してあまり強くありません。
この状態が定常化し、膝関節にメカニカルストレスがかかっていたものと推測します。
この時、土踏まずをこちらの指やペンなどで持ち上げて動作をすると痛みが軽減する場合があります。
その反応が見られれば、土踏まずに対してアプローチしていくことになります。
いかがでしたか?
膝痛には膝以外にも原因となる部分があるのです。
今回は、足部の問題を取り上げましたが、足部以外に問題のある方もいらっしゃいます。
そんな症例がいましたら、またシェアしたいと思います。
みなさんの土踏まずはどんな形ですか?
膝に痛みが出ることはないですか?
もしかしたらこんな所に解決の糸口があるかもしれませんよ。
—平野 充
慢性腰痛専門、整体院「栄花」-EHANA-
栄花公式ブログ
発行責任者;平野 充
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