2017/12/19(火)
ある一人のバスケットボール選手の話
カテゴリー:スポーツブログ:プロから育成まで、身体運動を科学する
後輩たちへ…
彼の背中にどれだけ助けられただろう。
彼の背中にどれだけ励まされただろう。
彼の背中にどれだけ勇気をもらっただろう。
これはある一人のバスケットボール選手の話。
12中旬、北海道大学バスケットボール連盟主催、ウインターリーグ。
本来大学4年生はこの大会に出場しない。
なぜなら、12月中旬のこの時期、大学バスケットのシーズンは終了している。
この大会は、来シーズンに向けた若手(またはプレータイムの少なかった選手)のための大会だからである。
そんな大会に彼は出場した。
みんなに頭を下げてまで。
約一年前。
彼は休部という選択に至った。
悩みに悩んだ末の決断だった。
大好きだったバスケットから離れたい…
今思うと、僕はあの時もっと彼の話を聞いてあげればよかった。
もっと寄り添ってあげて、もっと彼の力になってあげればよかった…。
おそらく彼は悶々とした毎日を送っていたのではないだろうか。
可愛がってくれた先輩方や残された同期・後輩達への申し訳なさ、途中で投げ出してしまった自分への自責の念。
そして何より、今まで生活のほとんどだったバスケットから離れてしまった喪失感。
それから約半年後。
夏。
彼はチームに戻ることを選んだ。
もう試合に出ることはできない。
それでも彼はチームに戻ることを選んだ。
そして仲間達もまた、温かく迎え入れた。
やり残したことをやりきって大学バスケットを終わらせたい。
試合に出られない分、後輩達に何かを伝えたい。
それが彼の戻ってきた理由。
バスケットを続ける覚悟であった。
10月末。
インカレ予選・秋季リーグ戦、最終日、インカレへの道が途絶えてしまったコート上。
主力選手達が床に崩れ落ちているのを、彼は応援スタンドから眺めていた。
ここで引退することもできたが、彼はもう1ヶ月引退を先延ばしにして後輩達とバスケットを続けることにした。
まだ終わるわけにはいかない、まだ伝えたいことがある。
そして迎えたウインターリーグ。
結果は3位だったが、彼のプレーでベンチメンバーも応援している選手も全員が湧いた。
小気味良いテンポで放たれる3P。
一瞬で相手を置き去りにするドライブ。
そして彼の代名詞、粘り強いディフェンスとルーズボールへの執着心。
自分のできることをひたむきに、一生懸命100%の努力でトライする姿勢。
失敗しても次のチャレンジに向かう姿勢。
辛いどん底の時期にもがき苦しんできた彼だからこそ、他の選手達にプレーで伝えることができたのだと思う。
次は後輩達のシーズン。
勝負のシーズン。
先輩が残してくれた宿題と遺産を胸に、ますますの成長を期待しています。
岡、就太。
4年間本当にお疲れ様。
この4年間の経験は、これからの二人の人生で必ず役に立つ。
自分の信じた道を100%の努力でトライしてください。
この大会をもって札幌大学男子バスケットボール部の2017シーズンはすべて終了しました。
応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
彼らの2018シーズンにも暖かい声援をよろしくお願い致します。
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札幌大学バスケットボール部トレーナー
平野 充
慢性腰痛専門、整体院「栄花」-EHANA-
栄花公式ブログ
発行責任者;平野 充
発行者住所;
〒062-0034 北海道札幌市豊平区西岡4条13丁目9-12
Tel;090-2812-3263
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