2016/11/06(日)
後悔と反省。そしてその活かし方。
カテゴリー:スポーツブログ:プロから育成まで、身体運動を科学する
唯一のお城、2畳の書斎より、
昨日、本日とバスケットボール全道総合選手権大会が千歳市で開催されました。
昨年は、僕が帯同する札幌大学男子バスケットボール部が、社会人の壁を12年ぶりに乗り越えて本戦(年始の天皇杯)出場を果たしました。
連覇を目指した今大会は、惜しくも準優勝となり本戦への出場は叶いませんでした。
しかし、大会を通じて選手達の成長を感じられる大会となりました。
今月後半から始まるインカレへ向けて、調整・サポートを継続していきます。
今大会の決勝で、トレーナーとしてある失敗をおかしました。そのため、選手は実力を発揮しきれなかったと感じています。
僕自身、選手に対して申し訳ない気持ちと後悔でいっぱいです。
ですが、これをしっかりと自分自身で戒めるためにもブログに書き残すことを決意しました。
今回の失敗は、「ゲームとゲームの間の過ごし方・アップ」です。
この大会、最終日は準決勝、決勝と一日二試合のダブルヘッダーです。大会を制するためには、準決勝の戦い方、決勝までの時間の過ごし方が非常に重要になってきます。
僕は、このゲーム間の時間を出来るだけ休息に使うことを選択しました。前日には選手に、「準決勝直後の栄養補給とギリギリまでリラックス」を指示しました。思えばこの瞬間から僕の失敗が始まっていた…
準決勝。
スタメン、リザーブ共に自分の仕事をきっちりこなすナイスゲームでした。スタメンの選手はおよそ25分程のプレータイムで勝利。
試合後は速やかに栄養補給、決勝開始約30前まで休息を取らせました。
短時間、中等度のW-upで決勝戦ティップオフ。
万全の状態で臨める!
はずでした。
序盤、学生チームの利である足を活かした攻撃で先制するも1Q中盤に主力選手がふくらはぎの筋痙攣(つった状態)。
直後に、一人、また一人と筋痙攣寸前のプレイヤーが続出。
交代や動きが緩慢になった所を相手に攻め込まれ、相手ペースに。
おかしい。何かがおかしい。
後半こそ、相手の足も止まりだし、一進一退の攻防になりましたが、最後は相手の決定力が上回りタイムアップ。悔しい敗戦となりました。
ゲーム序盤にも関わらず、筋痙攣が続出した原因について、単なる準備不足です。
選手が悪いわけではありません。選手のゲーム前のアクションプランを立てたトレーナーの責任です。
今回の筋痙攣は、筋長を十分に出した上でもう少し時間をかけて筋温上昇、筋出力を促せば防げたと考えられます。
現に、筋痙攣を起こしそうになった選手に対して、ハーフタイムにストレッチングをすると後半は通常に近い運動量、力発揮が可能でした。
ダブルヘッダーの場合、休息ももちろん重要ですが、いかに短時間で十分な筋機能(筋温上昇、筋長確保、神経-筋促通など)向上の準備をするか、というものをバランスよく処方することが最重要項目なんだと再確認しました。
今回、敗戦の原因を作ってしまったのは自分です。
反省して結果が変わるのであればいくらでも反省します。ですが、それは不可能です。
僕に出来ることは、この失敗から何を学び、次に同様な場面があった時のためにいかに準備するかだと考えています。
選手は本当に一生懸命力を発揮してくれました。
これから、選手が少しでもその時のベストに近づけるように自分も努力し続けなければいけないと、改めて感じた大会でした。
みなさま、札幌大学のインカレでの活躍を期待するとともに、あたたかいご声援の程よろしくお願い致します。
3月7日(木)まで
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