2016/10/09(日)
腰の牽引?腰に電気?何がいいの?
カテゴリー:整体ブログ :11年間の臨床経験から得られた慢性腰痛への答え
大学のウエイト測定前の車にて、
おはようございます。
今日は腰痛症に対する治療のレビューをシェアしましょう。
前回の続き、、、
ぎっくり腰(急性腰痛症)になったら、「よしわかった、少し動こう」と思っても、どうしても動けない場合もありますよね。
そんな時、どうしたらいいのかを少しアドバイスさせていただきます。
まずは、
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1ヶ月以内に改善してくるケースが多いという事実を知ること(2003,Pengelら、2003,Hestbaekら)
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よく聞くあっためや電気などは即時的効果や短期効果は認められるものの(1999,Cheingら、2003,Borgら、2003,Sulkaら)、根本的な治療法としては効果がなく、効果に対する根拠が少ない。強いて言えば、温めることで痛みが和らぐケースがある。
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サポーター、コルセットに関して、効果が不明確とする文献が多い(2000,Poppelら)が、印象として楽になるケースがある。ただ、ねじる動きに対してはあまり効果がないので気をつける
あっためや電気は物理療法といいます。
物理療法に関して補足です。
これらは循環改善、神経学的に痛みを抑える経路を刺激することで痛みを抑制しようとするものです。
筋肉が硬くなっている人の場合は効果が出やすい傾向がありますが、効果がないケースもあります。
どちらにせよ、物理療法だけで治療は完結せず、良くなっていったとしたら、それは安静や時間経過で症状が和らいだ と考えていいかもしれません。
このような性質はあるものの、物理療法によって腰痛を緩和する効果も期待できるので、試してみるべきです。
大事なことは安静期間を少なくすること(決して無理はしてはいけません)、そのために痛みが和らぐ施策を行うことです。
安静が長期になったり、痛みが増悪することを繰り返すと筋力が弱くなり筋肉が硬くなります。これが、「腰痛になった人が腰痛になりやすい」という原因だと考えられます。
まとめますと、ぎっくり腰(急性腰痛症)になったら、あっためて(冷却で良くなる場合もある)、少しでも早く、無理のない範囲で、通常の生活に戻るように努める、 です。
次回は、痛みを和らげる他の方策として、運動についてシェアしましょう。
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